肺がん


これから肺癌の治療を受ける方や現在治療中の方もいらっしゃるでしょうし、肺癌の手術を行ったが再発や転移が不安だという方もいらっしゃるかもしれません。

進行肺癌のため手術適応とならない方や、手術後に放射線治療抗がん剤治療など積極的治療を行ってきたが、治療の甲斐なく肺癌の病状進行を抑えることができず医師から辛い宣告をされた方もいらっしゃることでしょう。

肺癌の治療を行う際には治療をする事が第一に優先され、人間の尊厳を重視しQOL(生活の質)を重視することや患者不在の治療にならないよう注意することが忘れられがちです。



  1. 克服する治療法
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  2. 特徴や発生原因
    肺癌の種類(組織型)と特徴、発生原因について
  3. 初期症状と末期症状
    初期症状や進行した時の症状について
  4. 検査
    画像検査・血液検査・細胞診・組織診・生検について
  5. 画像検査
    胸部単純X線検査、胸部CT検査、腹部CT検査、ヘリカルCT、マルチスライスCT、造影CT、胸部MRI検査、脳MRI検査、骨シンチグラフィー、PET検査について
  6. 腫瘍マーカー
    腫瘍マーカー(CEAやSCC、シフラ[CYFRA21-1]、NSE、ProGRPなど)について
  7. 組織診・細胞診(生検)
    がん細胞があることを確認する確定診断。喀痰細胞診や気管支鏡検査、擦過細胞診、経皮的肺穿刺法、胸水細胞診、縦隔鏡検査、胸腔鏡検査、開胸生検について
  8. 進行度(ステージ)と5年生存率
    TNM分類による肺癌の進行度(ステージ)、5年生存率について
  9. 手術・術後
    手術と術後について
  10. 放射線療法・ガンマナイフ
    放射線療法、肺癌の放射線治療の目的、骨転移や脳転移した肺癌に対する放射線治療について
  11. 化学療法(抗がん剤治療)
    化学療法(抗がん剤治療)、抗がん剤の種類や抗がん剤の副作用、効果判定基準について
  12. 再発・遠隔転移時の治療
    再発、遠隔転移(肺転移、肝臓転移、骨転移、脳転移など)した場合の治療について
  13. 副作用軽減、痛み緩和、症状改善
    肺癌のQOL改善・予後を改善するために

肺癌に共通する症状

全ての肺癌に共通の症状として例えば、咳が続いたり、痰(血痰も)、喘鳴(ぜいめい:ゼーゼー、ヒューヒュー)、嗄声(させい:声が嗄れること)、息切れなどを起こすことがあります。さらに胸壁や胸膜に浸潤した場合には胸椎が溜まってきたり(胸水貯留)、胸部痛や呼吸困難が見られることがあります。

大静脈に浸潤した場合は顔や首などがむくんだり、息切れや頭痛、めまいなどを自覚するようになることもあります。

時には、神経が侵されることにより腕の痛みやしびれ、胸や肩の痛み、顔面や上肢の浮腫などが見られることもあります。


進行肺がん(進行肺癌)では様々な自覚症状が現れてきます

肺癌は進行すると骨転移や肺転移、肝臓転移、そして脳転移などの遠隔転移を起こします。

肺癌が骨に転移した場合には肩や背中、腰の骨などに痛みを感じるようになってきます。

肺癌が副腎に転移した場合にはホルモン分泌に異常が生じるため顔が丸くなったり、骨粗鬆症や多毛になることがあります。また、悪心や嘔吐、低血圧などになることもあります。

肺癌が肝臓に転移した場合には背中や腰、お腹が張って痛みを感じたり、食欲が落ちてきたり、終始ダルさを感じるようになったり、時には黄疸がでることもあります。腹水がたまり妊婦さんのようになることもあります。


肺癌が脳に転移した場合には、目がかすんだり、ふらふらしたり、味覚が変わったり、ロレツが回らなくなってきたり、と様々な症状が出ることがあります。

他にも肺癌が進行すると食欲不振や手足の指先が太くなるばち状指、手足の関節の腫れや痛みなどの症状を自覚することもあります。



肺癌は初回治療後に再発することがあります。また、肺癌の診断時点で既に肺内転移や肝臓転移、副腎転移、骨転移、脳転移など遠隔転移していることも珍しくありません。

特に、小細胞肺がん(小細胞肺癌)は極めて進行の早いタイプのがんであり、がんが見つかった時点で既に全身に転移していることが多いという特徴を持っています。

非小細胞肺がん(腺がん(腺癌)扁平上皮がん(扁平上皮癌)など)も進行が早く、自覚症状にも乏しいため肺癌が見つかったときにはリンパ節転移や他の臓器に転移していることも少なくありません。


反対側の肺や肝臓、副腎、そして骨や脳など原発巣の肺がんから離れた臓器に転移した場合を遠隔転移といいます。


肺癌の転移先としては、リンパ節、肺の別の場所、肝臓、副腎、骨、脳などが主になります。

肺から離れた肝臓、副腎、骨や脳にがんが転移するのは、血液やリンパ液の流れにがん細胞が乗ってそれらの臓器に運ばれ、増殖したものになります。

肺内転移や肝臓転移、骨転移、脳転移などの症例では手術によってがんを切除しても、全身を血液やリンパ液の流れに沿ってがん細胞が回っているため、他の部位にがんが出来てしまいます。手術は体に大きな負担を掛けますから、一部の例外を除いて遠隔転移した肺癌は手術をしません

肺転移(転移性肺腫瘍)や肝転移(転移性肝腫瘍)、副腎転移(転移性副腎腫瘍)骨転移(転移性骨腫瘍)、脳転移(転移性脳腫瘍)など遠隔転移を有するケースでは主に全身治療である化学療法(抗がん剤)が治療の中心となります。他に症状緩和を目的として放射線治療が行われることもあります。


g0遠隔転移した場合でも、最初にできた肺癌と同じ性質を持っているため、肺がん治療に使用する抗がん剤を用いて治療を行うことになります。


遠隔転移した肺癌治療には限界があります

肺や肝臓、副腎、骨や脳などに転移した進行肺癌は治癒不可能な疾患であり、治療の目的は症状の緩和にあるとがんセンターや大学病院では考えています

しかし、実際には遠隔転移した患者さんでも生活の質を保ちながら、人生を楽しみながら5年、10年と生活を続けているケースも珍しくはありません


リンパ節転移や遠隔転移した患者さんには、QOL(生活の質)の向上や予後改善の為に保険診療の範囲内の治療だけではなく代替医療・補完医療などを取り入れることを是非ともご検討いただきたく思います。




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